「どうせ転職するなら、ボーナスをもらってから転職したい。」と、きっと誰しも一度は考えますよね。
とはいえ、「もらい逃げ転職」なんて言葉もあるように、

ボーナスをもらってから辞めるなんて図々しいと思われるのでは?
などと心配になってしまう人も多いはず。
しかし結論から言えば、転職するならボーナスをもらってからがベストです。
そこで今回は、ボーナスをもらってから転職・退職するときに失敗しないためのスケジュールについて、お伝えします。
この記事でわかること
- ボーナス転職に後ろめたさを感じる必要はない
- ボーナス転職をする場合のスケジュールについて
- ボーナス転職で失敗しない為のコツ
- ボーナス転職はスピード感が大切
ボーナス直後は転職のピーク
ボーナス支給直後に転職をすることに対して不安を感じる方もいるかもしれませんが、実はボーナス直後は転職のピークでもあるんです。
みんな考えることは同じで、ボーナス直後に「もらい逃げ転職」をする人が大多数存在するということ。
事実、私が仕事を辞めたときもちゃっかりボーナスをもらってから退職しました。
特に6月に支給されるボーナス直後は5月病で仕事が憂鬱になってしまった人も多く、年間を通じても転職者の多いシーズンだといわれています。
ボーナス転職をすることに不安を覚えてしまったら
ボーナス転職を考えたとき、

もらい逃げ転職なんて周りからなんて言われるだろう

ちゃっかりボーナスだけもらって辞めるなんて、なんだか申し訳ない
などと考えてしまう人もいるかもしれません。
それはきっと、心のどこかでボーナス転職に対して引け目を感じているということ。
つまり、いまは転職活動をすべきタイミングではないとどこかでわかっているはず。
正直、本当に心の底から辞めたくて仕方がなければそんなことを考えている余裕はありません。
むしろ、「ここまで耐えたんだからボーナスぐらいもらって当然だ!」といった気持ちになるでしょう。
厳しいことを言うようですが、中途半端な気持ちで転職活動をしたところであなたが望むような結果はまず手に入りません。
もしボーナス転職に引け目を感じているのであれば、いまいちど自分自身の気持ちと向き合い、転職活動をするかどうか今一度考えてみてくださいね。
ボーナス転職をするときのスケジュールとは
転職活動を行って、転職先の企業に内定をもらってから入社するまでの期間はどんなに長くても3ヶ月ほど。
残念ながら、それ以上は待ってくれない企業がほとんどです。
そのため、ボーナス後に退職をする場合は転職活動を始める時期に注意しましょう。
開始時期についてはおおよその目安となりますが、ボーナス支給日の2ヵ月前を目途に転職活動を開始することをおすすめします。
参考までに夏のボーナスを6月末、冬のボーナスを12月初旬とした場合は以下の時期に転職活動を開始するとよいでしょう。
- 夏のボーナス:4月〜5月初旬
- 冬のボーナス:10月〜11月初旬
補足:退職予定日が決まっている場合
退職予定日が決まっている場合は、退職予定日の3ヶ月前から転職活動を開始するとよいでしょう。
転職がうまくいく人の多くは早い段階で転職サービスに登録し、企業分析をしたり、資格を取得したりと準備をすすめています。
転職活動を開始するのに早すぎるといったことはありませんので、転職しようと決めた時点でさっさと動き始めることを考えましょう。
ボーナス転職で失敗しないためのコツ
ボーナスをもらってから転職する際の具体的なスケジュールがわかったところで、ボーナス転職で失敗しないためのコツをまとめてみました。
- 退職届はなるべくボーナス支給後に提出する
- 引継ぎ期間はきちんと確保する
- 転職先でのボーナス支給は期待しない
退職を願い出るのはボーナスをもらってから
前提として、ボーナスの支給は法律で定められていません。
労働基準法などの法律には、ボーナス(賞与)というものに関する規定はありません。
よって支給するかしないか又その金額については、それぞれの会社で決めて良いということになっています。例えば会社の業績によって、社長が「今年のボーナスはこれくらい支給する」と自分のサジ加減でボーナスの支給を決めたり、ボーナスを現物支給としても法律上の問題は特にありません。
しかし、就業規則で支給の方法や支給額の算定の基準が定められている場合は、契約によって支払われる賃金の一部とみなされるため、会社はその内容に従って支給する義務があります。
そのため多くの会社では社内規定として、「賞与支給日に在籍していない者には、賞与を支給しない」と書かれていることがほとんど。

退職日さえ気をつければ、ボーナス支給前に退職届を出してもいいのでは?
と、思う方もいるかもしれません。
しかしボーナスには、「今期はお疲れ様!またこれからも頑張ろう」といった意味合いも含まれています。
そのため、会社によって「支給日以降に退職が決まっている場合は減額措置を取る」などといった注意書きが添えられているケースも。
支給日前に退職届を出してしまうと、場合によっては額が減額されたり、最悪の場合支払いが行われないなんて恐れも。
いらぬ心配を増やさないためにも、社内規定を事前に確認したうえで退職届はなるべくボーナス支給後に提出するようにしてくださいね。
引き継ぎ期間はしっかり確保する
円満退社をするためにも、退職前にきちんと引き継ぎを行ってから辞めるようにしましょう。
業務の引き継ぎ時間もロクに取らず、ボーナスをもらってすぐ辞めたとなれば「もらい逃げ」の烙印を押されても仕方がないですし、決して気持ちのいい辞め方ではないですよね。
とはいえ、もしいま
- ブラック企業に身をおいている
- 心身共に追い込まれて限界が近い
- パワハラ上司からの嫌がらせが怖い
など、状況が状況である場合は強引に退職してよいことを頭の片隅に置いておいてください。
身体を壊してまで、無理に会社に居続ける必要はありません。
なお、限界が近づいていて既に仕事に行きたくない・今すぐ辞めたいといった場合、会社に顔を出さずに仕事を辞められる退職代行サービスもあるので、もし良ければ参考にしてくださいね▼

転職先でのボーナス支給は期待しない
ボーナスの支給額というのは会社によって異なるものの、だいたいは支給月の数ヶ月前から下半期・上半期の6ヶ月の業績を振り返って人事評価が行われた後に決定します。
ボーナスをもらったあとに転職することを検討している人の多くは、転職先でのボーナスも期待しているかもしれません。
ですが、先述したようにある程度早い期間からボーナス支給にあたっての査定が行われますので、転職した先での最初のボーナスは満額でない可能性が高いことを頭に入れておきましょう。
逆に言えば、転職先でのボーナスをもらいたい場合は、前職のボーナスをもらう前に退職する必要があるということ。
目先のボーナスのことだけを考えた結果、転職のベストタイミングを逃してしまったなんて事態だけは避けなくてはなりません。
何のために転職しようと思ったのか、当初の目的を見失わないように気をつけてくださいね。
ボーナス転職はスピード感を持つことが大切
ボーナス転職を考えている人は少なくないと、冒頭でお伝えしました。
そのため企業からしてもボーナス支給後に転職をする人が多いことを見越し、ボーナス支給後は中途採用の求人を増やす傾向にあります。
とはいえ求人が増えることに伴って応募者も増えることから、ボーナス支給後の転職活動はスピード勝負になることも事実です。
女性の転職となれば男性以上に厳しいことが予想されることから、なるべく早めに転職活動をスタートさせた上でボーナス支給前には内定をもらえる状態にしておきたいところ。
また、ボーナス転職を成功させるうえで転職エージェントの利用はかかせません。
周囲の状況を適切に把握して転職活動を進めることができるのはもちろんのこと、経験豊富なエージェントがあなたの心強い味方になってくれるはず。
上手に転職エージェントを活用しつつ、早期に内定をゲットすることを第一に考えて動きましょう。
まとめ:転職エージェントを上手に活用してボーナス転職を成功させよう
ボーナスをもらってから転職・退職するときに失敗しないためのスケジュールについて、お伝えしました。
ボーナス転職は他の時期に比べて競争率が高いことは確かですが、転職エージェントを上手に活用することでスムーズに転職活動を進めることが可能です。
また転職サイトに登録した上で、気になった企業をブックマークしておくのも一つの手。
ボーナス転職ではありませんでしたが、私もはじめての転職活動時はなにから始めればいいのか、どう動いたらいいのか何もわからず不安を抱えていた一人です。
しかし、女性目線であらゆる悩みに親身に寄り添ってくれる転職サービスと出会ったおかげで、最後までスムーズに転職活動を進めることができました。
そんな素敵なエージェント等について以下の記事でまとめていますので、もしよければ併せて参考にしてくださいね*。


▼転職活動の流れを理解しよう▼

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