「お局さんとうまくやれるかどうかで、あなたが職場で平穏に過ごせるかどうか決まる。」
私自身、約3年半にわたってお局さんに苦しんだこともあり、そのように考えています。
とはいえ、中には

お局さんの特徴っていったいなんだろう。

お局さんとうまくやる方法って…?
などと悩んでしまう方も少なくないですよね。
そこでこの記事ではお局さんの特徴や心理、上手な付き合い方についてお伝えします。
この記事でわかること
- そもそもお局さんとはなんなのか
- お局さんの特徴について
- お局さんが嫌がらせをしてくる心理
- お局さんとの上手な付き合い方とは
そもそもお局さんって?

お局さんってそもそもいつから使われ始めたんだろう…。
お局さんの歴史は古く、なんと江戸時代まで遡ります。
お局さんは「お局様」と呼ばれ、江戸時代の大奥において局(仕切りで隔てられた個室)を与えられたくらいの高い女官のことをさしていました。
しかし、現在では意地悪で口うるさい中年の女性を侮辱する言葉として使われていますよね。
また、婚期を逃した独身の女性を指す場合もあるんだとか。
江戸時代における女官が指導者的な立場にあったことから、現在のような皮肉を含んだ言葉となったと考えられています。
やっかいなお局さんの特徴

先述したように、わたしは社会人として信託銀行に入社してから3年半にわたってお局さんに苦しめられ続けてきました。

厄介なお局さんが2人いて、誰の手にも負えなかったんだよね…
ここではお局さんと接する中で、「これはまさにお局さんの特徴では?!」と感じた部分をまとめてみました。
- 態度をあからさまに表に出す
- 悪口や噂話ばかり口にする
- 口先だけでなにもしてくれない
- 未婚率あるいは離婚率が高い
態度をあからさまに表に出す
お局さんの特徴のひとつとして、機嫌の悪さがそのまま態度に現れることが挙げられます。
仕事中でなくとも、なにかお局さんにとって気に入らないことがあれば不機嫌なオーラを全開にして出社してくることも。
また、仕事中もお局さんの気分を害すようなことが起こるとすぐにイライラした態度をあらわにするでしょう。
その反面、機嫌がいいときはやたらと猫なで声で近づいてくるので気を付けてくださいね。
悪口や噂話ばかり口にする
お局さんは「自分にはどうせ誰も強く言えないだろう」といった自負があるため、 悪口や嫌味をわざと周りに聞こえるように言いふらします。
またひとりではなにもできず、何人か似たような人を集めたうえで他人の悪口を言い続けるでしょう。
わたしの職場にいた厄介な2人のお局さんも、どちらか1人が不在の時は途端におとなしくなるのが印象的でした。
そしてお局さんが悪口と同じくらい好きなのが「噂話」です。
その内容があっているかどうかに関わらず、噂話を広めては「ああでもない、こうでもない」というのが好きで仕方ないんですよね…。
根も葉もない噂話が広がることを避けるためにも、常日頃からお局さんに対してプライベートなことを話しすぎないようにすることが大切です。
口先だけでなにもしない
お局さんは自分がもう年齢的に昇給することもないため、定年退職までの期間をのらりくらりと過ごしたいといった気持ちを強く持っています。
そのため基本的に仕事に対してやる気がなく、口先だけで手を動かさないことがほとんど。
あなたに雑用を押し付けては、「今後のあなたを思ってのこと」などと一丁前のことを言うでしょう。
また、口先だけでなにもしないくせに自分のやり方や価値観を強く押し付けてくるのも厄介なところ。
理不尽な要求にムッとすることもあるかもしれませんが、関係をこじらせないためにも「ありがとうございます」とお礼を述べておくことをおすすめします。
そのあとは、あなたなりのやり方を織り交ぜつつ仕事を進めてしまいましょう。
未婚率あるいは離婚率が高い
少なくともわたしの職場でお局さんとして有名だった人の大半は、未婚者(離婚経験者)でした。
そもそも人を見下したり、いじめるような人、つまり性格に難があって思い通りにならないと八つ当たりをするような女性は結婚に向いていませんよね。
人と付き合う上でも、はたまた結婚するなんてことになったら、ときに我慢しなければならない場面がたくさんあります。
お局さんはそうしたことに耐えられないでしょうし、付き合ったとしても長く続かないでしょう。
その結果として、独身である率が高いのではないかと考えられます。
補足:お局さんの口癖あるある
お局さんの特徴として、マウンティングのような発言が目立つことも挙げられます。
一例とはなりますが、私がよく言われた言葉を以下に載せておいたので、もしよければ参考にしてくださいね*。

命令口調かつ、人を見下したような言い回しが多い場合は要注意かも。
- 何度言わせればわかるの?
- なにを言ってるのかよくわからない
- 「〜して」「〜やっといて」
お局さんが嫌がらせをしてくる心理とは

ここではお局さんが嫌がらせをしてくる心理を5つ、まとめてみました。
- 自分より若い女性に対して嫉妬している
- 常に自分が輪の中心にいたい
- 相手より優位な立場でいたいと思っている
- 自分の地位を守りたい
- ストレスを発散したい
ひとつずつ見ていきましょう。
自分より若い女性に対して嫉妬している
心理学的に、女性は男性に比べて嫉妬と感情が結びつきやすいんだとか。
お局さんは若いあなたが周囲に可愛がられたり、男性社員からチヤホヤされている姿を見ると強い嫉妬心を抱きます。
その結果、強い嫉妬心からあなたに対して嫌がらせをしたり悪口を言ったりするように。
またお局さんとは厄介なもので、あなたが少しでも嫌そうな態度をとったり、そっけない言動をしたりすると

どうせ私のことが嫌いなんでしょう
などと自分の先入観を優先する傾向にあります。
嫉妬を完全に防ぐことは難しいものの、嫉妬の対象となりそうな身振りや言動がないかどうか日ごろの立ち振る舞いを今一度見直してみるとよいかもしれません。
常に自分が輪の中心にいたい
お局さんは、常に自分が中心でいたいという気持ちを強く抱いています。
そのため、自分が一番でいる状態を脅かしそうな相手には敵意を露わにするでしょう。
対応策として、
- お局さんが自分の話をしだしたときは遮らないように気を付ける
- アドバイスをもらったときは(たとえ役に立たなかったとしても)感謝の気持ちを示しておく
などといったことをおすすめします。
相手より優位な立場でいたいと思っている
お局さんは、マウンティング傾向(※)が強いのが特徴。
そのためあなたに対して、「あなたなんかより私のがずっと物事を知っている」などと張り合ってくることも。
お局さんのマウンティングに対して同じように張り合ってしまうと余計にひどくなるだけ。

そうなんですね!教えてくださりありがとうございます
と、あくまでもその場は大人の対応で乗り切ることをおすすめします。
お局さんに仕返しをしたところで無駄な消耗戦に突入するだけなので、あくまでも冷静に対処するように心がけることが大切です。
自分の地位を守りたい
一見敵なしに見えるお局さんですが、お局さんは自分に自信がない人がほとんど。
自分に自信がない劣等感からくる苛立ちを、嫌がらせという理不尽な形であなたにぶつけているなんてことも。
そのため、たとえあなたがお局さんに目をつけられてしまったとしても、大半の場合あなたが悪いからではありません。
あまりに度がすぎるようであれば、職場の上司に相談したり、部署移動を願い出てもよいでしょう。
ストレスを発散したい
お局さん世代は仕事のことだけでなく、私生活でも何かとストレスを抱えていたりします。
そんなストレスを、あなたをいじめることによって解消しているのかもしれません。
むしろお局さん本人はあなたをいじめているつもりはなく、可愛がってやってるぐらいの感覚なんてことも。
私も
- 冗談なのに本気で受け止めてもらっても困る
- このぐらいでへこたれてたら生きていけないわよ
などと、今思えばかなりひどいことを言われていました。
とはいえ、毎日お局さんのサンドバッグ代わりに使われていたんじゃ堪りませんよね。
あまりに度が過ぎるようであれば録音しておくなど、あなたの心が壊れる前に早めの対処をすることが大切です
お局さんとの上手な付き合い方

お局さんと上手に付き合う中で一番大切なことは、必要以上にお局さんに振り回されないことです。
ついお局さんの顔色ばかりを伺ってしまい、自分のことが後回しになってしまったという経験はないでしょうか。
仕事上の先輩であるお局さんに対して適度に気を使うことは必要ですが、行き過ぎてしまうとあなたが疲れてしまうだけ。
そこで対処法を3つ、お伝えします。
- 自分はどうしたいのかを考える
- 適度な距離を取る
- 残念な人なんだと割り切る
自分はどうしたいのかを考える
お局さんの顔色を伺いながら過ごしていると必要以上に気を使ってしまい、気づけばすごく疲れていたなんてこともありますよね。
「嫌われないように」「機嫌を損ねないように」と常にあなたがお局さんに合わせて行動することで、いつの間にかお局さんにあなた自身が支配されてしまいます。
わたしもそうでしたが、きっとどこかで

お局さんと仲良くなれなくてもいいから、波風立てず平和に過ごしたい
と思っているのではありませんか。
波風立てずに過ごしたいのであれば、お局さんに対して関係が悪化しない程度の対応を心掛けていれば問題ありません。
お局さんを中心に考えるのではなく、「あなたはどうしたいのか」ということを今一度考えてみてはいかがでしょう。
私は、仲良くなろうとするのを辞めたことで、随分気持ちが楽になったのを覚えています。
適度な距離を取る
お局さんに対して明らかに避けているような態度を取ったり、話を途中で遮るような行動はかえって嫌がらせの悪化を招いてしまいます。
そもそもお局さんというのはたいていの場合、あなたの意見は最初から求めていません。
ただひたすらに、自分の話を黙って聞いてくれればそれでいいのです。
そのため、お局さんが話しかけてきたときは聞く側に徹し、愛想よく聞くように心がけてみましょう。
お局さんにいかに気持ちよく話をさせるか、いかに刺激を与えずにやり過ごすかがポイントです。
また、少しずつ距離を取るのもよいでしょう。
たとえば、いつも休憩時間におしゃべりに付き合わされるのであれば、休憩時間は自席から離れてどこかへ行ったり、同期や他の先輩と話すように心がけるなど…。
お局さんと適度に距離をとるにはどうしたらいいかを考えてみてくださいね。
残念な人なんだと割り切る
お局さんが嫌味や悪口を言っている場面が嫌でも目に入ってしまうという場合、

あー、悪口しか話題がない残念な人なんだな
などと、頭のなかで割り切ってしまうのもおすすめ。
お局さんとまともに向き合うとただただ疲弊するだけなので、自分に全く関係がない赤の他人だと思ってスルーすることも大切です。
まとめ:お局さんの特徴を抑えて上手に付き合おう

今回は実体験をもとに、お局さんの特徴をメインにお伝えしてきました。
お局さんへの対処法として一番有効なのは、相手にしない事ではあるものの、常に嫌味や悪口を言われていたら疲れてしまいますよね。
職場で相談できそうな人がいれば相談することをおすすめしますが、もし相談できる人がいない場合には社外の相談機関を利用することもできるのでチェックしてみてください。
とはいえ、厄介なお局さんのせいで心身に限界がきている、毎日仕事に行きたくなくて憂鬱だといった場合には転職を検討するのも一つの手。
職場のトラブルは相談したところで早急に解決するものではないことに加え、それまでに相応の期間を耐えなければなりません。
相談して解決することがベストであることに違いはありませんが、そこまで耐えられそうにない場合は一度仕事を休むか、転職するかを考えるべきでしょう。
わたしもはじめての転職活動では何から始めればいいのか、自分に何が向いているのかわからず不安しか感じていなかった一人。
ですが、女性ならではの悩みに親身に寄り添ってくれる転職サービスと出会ったことで、これといって大きな壁にぶつかることなく転職活動を乗り切ることができました。
もしいま、不安な気持ちに押しつぶされかけているあなたがいるのならば、ぜひ勇気をもって一歩踏み出してみてください。
私を大きく変えてくれた転職サービスやその内容については、以下の記事で詳しくまとめています*。
\クリックで応援する/
人気ブログランキング
コメント