職場でいじめが起きているものの、上司や周りから相手にされずに困ってはいませんか。
会社からしたら面倒臭いことなのかもしれませんが、実際にいじめられている立場からしたらたまったもんじゃありませんよね。
場合によっては心身に不調をきたしたり、仕事に大きな支障が出るなんてことにも。
しかし、ただでさえ取り扱ってもらいにくい職場いじめを周りに理解してもらうにはどうすればいいのでしょう…。
結論から言えば、職場いじめの動かぬ証拠残しには録音が一番です。
そこで今回は、職場でのいじめを録音する際のコツと注意点についてまとめてみました。
この記事でわかること
- いじめの音声を録音するときの注意点
- いじめを録音する際のコツ
- 私のいじめ録音・記録経験談
いじめの音声を録音するときの注意点
いざ、いじめを録音しようと思っても

相手に無断で録音して、訴えられたらどうしよう…

音声を録音したものの、正しい利用法はあるんだろうか?
なんて、疑問が浮かぶ方も少なくないですよね。
先に述べておくと、職場いじめの証拠として音声を録音することは違法ではありません。
しかし、違法とならないためにも以下2つの約束を守る必要があります。
- 自分自身で録音すること
- あくまでいじめの証拠として適切に利用すること
ひとつずつ、詳しく見ていきましょう。
自分自身で録音する
いじめられているあなた自身が音声を録音することは問題ありませんが、第三者に依頼して録音してもらうと、場合によっては盗聴扱いになる危険があります。

よほどの事情が無い限りは、自分で録音した方がいいってことだね。
あくまでいじめの証拠として適切に利用する
どういうことかというと、録音した音声をSNSや掲示板など、不特定多数が目にする場所へ拡散することは違法となります。
そもそも、職場いじめの証拠集めとして音声を録音する行為と、録音した音声を流出させることは全くの別問題です。
「とにかくこのひどい状況を知ってほしい!」という思いから、ネットに載せたくなってしまう気持ちはわからなくもありません。
しかし、たった一度の過ちであなたが責められてしまうことも。
せっかく苦労して録音したのに、そんなことになってしまっては悔やんでも悔やみきれませんよね。
いじめを録音する際のコツ
職場でのいじめ対処法でも述べていますが、相手にやられたことを記録しておくことは大切です。
職場でのいじめを録音するのと併せて、「いつ・どこで・誰が・何を」といったこともきちんとメモしておくようにして下さい。
日付や時間、場所はもちろんのこと、もしそのときあなたといじめの当事者以外に誰かがいたのなら、その人の名前もメモしておくことをおすすめします。

詳細に記録すればするほど、いじめの証拠としての信憑性が増すよ!
録音におすすめのボイスレコーダー
スマホやICレコーダーでは、どうしても操作の際に音がしてしまったり、機器自体が大きいことから、相手にバレてしまいます。
そのため、ペン型ボイスレコーダーやミニ型ボイスレコーダーがおすすめ。
相手に気づかれることなく、電源を入れて録音をスタートすることができるため、至ってバレにくいといえます。
その代わり、手元を見ながら操作してしまうとバレてしまいますので、スムーズに操作できるよう前もって練習しておくと良いでしょう。
他にも色んな種類のボイスレコーダーが販売されていますので、あなたのニーズに合ったボイスレコーダーを選んで下さいね。
明確にいじめだとわかる音声を録音する
録音する際は、第三者が聞いた時にあなたのことを言っていることがわかる音声を取るようにしましょう。
録音に成功したのはいいものの、話の内容からあなたであると断定できなかったり、音声が不十分であると職場いじめの証拠としては不十分なものになってしまいます。

苦労して録音して、自分の事だと断定できなかったらショックすぎる
何度か録音を重ねるのはもちろんのこと、あなたであると断定できる情報を含んだ音声を取るようにして下さい。
私がいじめを録音・記録した方法について
さて、参考までに私が実際にいじめに合い、証拠を集めるために行ったことや気を付けた事についてまとめてみました。
学生時代のいじめに対する話なのですが、少しでも参考になれば幸いです。
いじめの記録・録音について
私は目の前で悪口を言われたり、嫌がらせなどの仕打ちを受け、学生時代に自律神経失調症になったことがあります。
そのとき、ネットの掲示板にも散々悪口を書かれたのですが、私はそれらをすべて印刷し、その日私が着ていた服装なども明記していました。

外見に関する誹謗中傷が含まれている場合、自分の身なりを記録しておくのが有効だよ!
また、録音に関しては当時校則で携帯が禁止されていたことから、小型のICレコーダーを使用。
なるべく音声が鮮明に録音できるよう、バレない範囲で相手に近づき、何日かに渡って証拠を集めました。
味方になってくれる友人を見つける
あなたがいじめられていることを証明してくれる友人を一人でも良いので、見つけておきましょう。
ひとりでは信ぴょう性が薄いことも、友人が明確に証言してくれることで、信ぴょう性が高くなります。
職場でのいじめの場合、見る人が見ればあなたがいじめられていることは明確でしょうから、相談することで力になってくれる人が必ずいるはず。
一人で悩まず、まずは身近な同僚や先輩に相談してみてはいかがでしょうか。
もし、社内で誰にも相談できない場合には社外の相談窓口を利用するのも一つの手です▼

精神的に負担がかかることは覚悟しておこう
先に述べておきますが、いじめを録音・記録することは、思っている以上に精神的な負荷がかかります。
できれば聞きたくない、目を背けていたい、そんないじめの現状を真正面から一定期間受け止める覚悟が必要です。
私自身、ネット上の掲示板に次々と流れていく自分の悪口を目にし、耳をふさぎたくなるような悪口を録音する中で、最後の方はずいぶん精神をやられました。
そのため、軽い気持ちで録音をはじめ、ただでさえ傷ついているあなたが更に傷ついてしまうことだけは避けてください。
途中で辛くなったら録音をやめて転職を検討するのも一つの勇気ですし、なんなら適当な言い訳をして会社を思い切って休んだっていいんです。
まとめ:限界まで戦う必要はどこにもない
今回は職場でのいじめを録音する際のコツと注意点について、私の実体験も交えながらお伝えしてきました。
先ほども述べたように、あなた自身がボロボロになってまでいじめと戦う必要はありません。
いじめと戦うために、会社に通っているわけではありませんよね。
そこまでして働き続けたい会社であり、職場なのかどうか、これを機に考えてみてはいかがでしょう。
転職活動をするとなると、時間も労力もそれなりに必要となることは事実かもしれません。
ですが、終わりのない鬱々とした気持ちを抱えたままこの先を過ごすよりも、ほんの数ヶ月だけの間ちょっと頑張ってみませんか。
転職さえしてしまえば、もう職場のいじめ問題で悩まなくていいんです。
聞きたくない悪口を聞く必要も、ビクビクしながら過ごす必要もありません。
これを機にぜひ、勇気を出して一歩踏み出してみてください。
私が実際に利用した転職サービスについて以下の記事にまとめていますので、もしよければ参考にしてください▼
【女性向け】おすすめ転職エージェント・転職サイトを要望別にまとめてみました


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